7932 ニッピ(JQ) 3985円 +15円

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また逆でした。自分の読みに腹が立つくらいに。インバウンド景気の追い風を受けて、化粧品や機能性食品、お菓子などの食品向けにゼラチンやコラーゲンの需要は堅調だろうと予想し、第1四半期は上々のスタートを切ると予想しました。確かにほぼ読み通りで、同社も新田ゼラチン(4977)も第1四半期の売上は好調に着地できました。ここまでは予想通りだったのですが、コスト管理能力などから、利益が回復するのは新田ゼラチンではなく同社の方と考えていましたが、第1四半期の着地は逆。新田ゼラチンは第1四半期営業益を4%増2.8億円で終えました。特にコラーゲン素材事業はセグメント益43%増の3.8億円(売上は65億円)で終えました。これに対して同社は、売上7%増113億円、営業益68%減2.2億円、経常55%減3.2億円、純益60%減1.9億円とひどい出だしです。ただし、ひどいながらもこれでも一応会社想定通りか上方修正気味に着地はしています。同社も業績回復は下期からの予想で、第2四半期は売上6%増225億円、営業益63%減5億円、経常66%減4.5億円、純益67%減2.5億円、一株純益86円。わずかながら上方修正はすることになるでしょうが、当然のこと今の時点では大幅減益を少し圧縮するに過ぎない程度の上方修正となるでしょう。下期から回復し最終的には会社予想売上6%増450億円、営業益27%減14.5億円、経常29%減13億円、純益15%減8億円、一株純益278円の達成はこれでも確実して良いはずです。ただ、第1四半期で上方修正期待が浮上できると考えていた私にとっては失望以外の何物でもありませんが。ではなぜ増収なのに減益かということ。原材料コストの高騰で製造コストが急上昇したことと、もう一つは(これが最大の理由かもしれませんが)好調な需要のために新工場増設しその償却負担が発生しているから減益。聞いてないよと言いたいくらいですが、少しは救いです。この償却負担が一巡すると利益が回復するということですから。新田ゼラチンと違いコスト管理に甘さが出た最大の理由は、新田ゼラチンと違い強靭とも言える財務内容を誇るから。銭のある分経営に余裕とも慢心ともいえるものが芽生えて、新田ゼラチンよりもコスト管理が甘くなったのでしょう。経営成績に関する説明を読んでも利益面での苦戦を正直に認め、コラーゲンペプチドもコラーゲンケーシングも国内外ともに好調だっとコメントしています。セグメント状況は・・・・①コラーゲンケーシング→国内は天然モノ回帰の傾向が強いものの、輸出が本格化し売上伸長とコメント。売上15%増の25億円。しかし、価格競争とともに新工場償却費用の発生で営業益は98%減のたったの0.03億円。②ゼラチン→こちらはグミやペプタイドなど国内外で好調。惣菜用は減少。売上は2%増の24億円と上々。なれど原材料の品薄のための価格高騰で製造コスト上昇して増収でも大幅減益の40%減の2.1億円。③化粧品→スキンケア化粧品もニッピコラーゲンの健康食品も売上好調。しかし、広告宣伝費を集中的に投下したので大幅増収ながらこちらも大幅減益。売上14%増10億円、営業益71%減0.2億円。④皮革→紳士用や自動車ハンドル用に好調。売上1%増26億円、営業益11%増の1億円。⑤賃貸不動産→売上1億円で営業益は1.5億円。⑥その他→有機穀物輸入販売好調。肥料やiPS細胞関連、架橋塩化ビニルなどの販売も好調。売上9%増23億円、営業益39%増0.9億円。⑥感想→大幅減益ですから当然のこと合格点を付与することはできません。しかし、賃貸収入の不動産事業を除くすべての事業は前期比増収で着地しました。売上だけに関して言えば文句なしに満点を付与できます。しかし、セグメント①③は先行投資を行い、セグメント②も原材料コストに対応して収益回復するのに今少し時間が必要となるでしょう。目先的には不合格でも、将来的に、特に下期にはⅤ字回復することができる条件(売上拡大を開始し始めた)が整いつつあると考えられ将来的には満点に近い合格点を付与することが可能と予想します。それに一応はこれでも第2四半期は上方修正期待はかすかに浮上してくれましたから。財務は引き続き強靭。期末から借金を減らして長短借入金は194億円。現金は3億円増やして55億円、株券は46億円、膨大な含みの保有不動産(有形固定資産)は396億円。財務内容は強靭そのもの。一株純資産は9800円。別に下方修正の可能性が浮上したわけでは無いから下値は7月安値3755円に対して2番底の3700円前後をボトムと考えそこは一旦強気買いとします。6/13(国内コラーゲン需要拡大の記事・北米や東南アジアへ輸出が本格化・第1四半期営業益は5~7億円を予想・目標修正)5/16(減益の前期と大幅減益の今期予想・減益予想ながら減益になりそうな感じ無し・概要/セグメント状況とバランスシート・目標一旦弱めに修正・買い場探し検討開始は6月中旬以降から)5/8(リーガル上方修正で)4/24(インバウンド背景にコラーゲンなど需要増の可能性)4/4(安定的今期予想数字発表で一株純資産1万円評価水準訂正相場がスタート予想)3/30(同社も細胞培地関連株)3/7(コーセーグなど化粧品メーカー生産能力増強でコラーゲンペプチドやゼラチンの需要増に)2/24(バイオマトリックス研究所の成長期待大・コラーゲンペプチド等の値上げ期待)2/15(バイオマトリックス研究所開発の医療用製品を応用した新化粧品を発売・コラーゲンペプチド受注増の導火線に)2/8(バイオマトリックス研究所が収益貢献)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①4450~4500円(25週線・レシオ16倍)②4750~4800円(レシオ17倍)③5000~5100円(レシオ18倍・1月年初来高値4995円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①5100~5200円(レシオ18倍強)②5500円(レシオ20倍)】はまだこのまま据置。売上拡大は確認できたから次に利益の拡大を確認できれば最大目標を一株純資産1万円(9700円)に向けて引き上げ開始するものとします。SP。